やっぱり納得できない?

久しぶりにまともに音楽を聴いた。シャムキャッツが解散したことや、Apple Musicに月980円支払い続けてるけどここ半年間はほとんど使っていないことに気がついた(俺は貧乏性なもんで)ことなどが重なって、ふとアプリを開いた。昔よく聴いていた音楽って、その時の状況、情景を実感を持って思い起こさせてくるとこあるよね。ノスタルジーとかそういうものを半強制的に感じさせてくる。女にまるで縁がなかった、モテなかった頃の自分が持っていた妙なエネルギーとか、長野の寒さとか、俺の中にこんな感覚があったんだ、ということを突然に思い出してしまった。思い出してしまった、と思った。会社員として月70時間を残業して過ごす日々を意識的か無意識的か利用して無理矢理抑え込んでいた感情に街角でバッタリと出会ったようなかんじで、とてもとてもビックリした。そういえば、俺ってこんな感じだったんだ。これが本来の俺なのか?いや、もう俺は大人になってしまったからこの頃にはもう戻れないんじゃないのか?そんなことを考えている。

転職活動を始めたら自分の未熟さに打ちひしがれてしまった件について

いや〜リモートワークは辛いですね。

受験勉強をコツコツと自宅でできるタイプの人間じゃないとまともに働けないでしょ。これ。

俺は浪人して予備校に朝晩缶詰でやっとこさMARCHに受かったという人間であるため、在宅開始前から薄々と感づいてはいたけど、やはり、ダメだった。

俺は会社の顧客支援組織の末端に位置する社員なんだけど、俺が抱えている業務の詳細内容を把握している人は俺しかいない。報告が必要な上司がいない。もちろん、毎週プロジェクトの進捗報告ミーティングはあるけど、大きな単位でしか聞かれないため、どうとでも誤魔化せてしまう。だから、無限にサボれてしまう。Slackを30分に1度クリックしてさえいれば俺の勤務状況は誰にも把握できない。どんだけお前の会社は暇なんだ?と思うかもしれない。これが、一般的には比較的激務とされている会社でして、周囲では月40時間残業が平均。おそらく、ほぼ俺だけ?が今月40時間ぐらいしか実労働していない。にも関わらず、辛い。やることがないのは、それはそれで辛い。1月から2月は残業が多く、タスクが多くて辛い辛い言ってたのに、楽になったらそれはそれで辛い。さっき、在宅で鈍った身体をほぐすために3kmほどランニングをした。夜の住宅街を走りながら、こう思った。

何言ってんだお前。

馬鹿じゃねーのか。

何甘ったれたこと抜かしてんだこのボケカスがよ。

ガチャガチャ言ってないでまじめに働けや。

ガキか?もう30なんだろ?

どんだけ甘やかされて育ってきたんだよ。

自分がどれだけ恵まれた立場なのか理解しろ。

何が転職だ。

自分探しはもういいかんげんにしてくれ。

お前は、お前は意識高い系を馬鹿にするのをやめろ。

悲しいよ。

ダサすぎる。

リストカットして入院?そんなん苦労じゃなくて、甘えだよ。ただの甘え。子供のフリする大人は見苦しい。

お前には苦労が足りないよ。圧倒的に。何かもかも中途半端に器用にこなしてあとはポイだもんな。過去振り返ってみろ。なにかを最後まで全力でやり遂げたことはあるのか?なんでもいい、言ってみろ?ないだろ?そこなんだよ。結局。恋愛だって、お前のパートナーが踏ん張ったからここまでこれたんだろ?なんなんだよ。最悪だよ俺。ちくしょう。本当にちくしょうと思ってんのか?思ってるんだったら行動で示せ。結果を出せ。成果物を作り上げろ。以上。

 

考えてるだけじゃダメだ

1人で机の前で考えいるだけではもうダメだ。思想を学ぶことは大事だし、これからも続けていくけれど、勉強は目的の手段なわけで、目的を定めなければダメだ。決断しなければダメだ。覚悟を持たなければダメだ。忍耐が必要だ。成果物を作る。やり遂げなければダメだ。

今、俺が、やるべきことはなんだ?

 

金を稼ぐことだ。精神的に安定することだ。

ならば働かなければならない。死に物狂いで働き、事を成さなければならない。

 

今の会社の仕事を続けていれば、金は貰えるぞ。導入なり、開発なり、頑張ったらいいじゃないか。何が不満なんだ?

 

金はたしかに十分もらえている。だが、仕事内容に満足できていない。目標に向かって、自分の心血を注ぎ込んで、走り抜ける。その過程の上に精神的な充実、安定がある。

 

とにかくやる気が出ないんだろ?だったら、転職でもなんでもしたらいいじゃないか。何ですぐに転職しないんだ?

 

妻のことがある。不安がっている。

 

話に説得力がないからだろ?考え切って、話し合いを重ねるべきでは?

 

それはそうだ。あと、やり残した仕事がある。

 

10月の稼働のこと?それがどうしてもやりたいのか?だったらなんで全力を出していないんだ?やりたくないからやってないんじゃないか?やりたかったら、やってるのではないか?

 

たしかにそうだ。やりたくないんだ。俺は。これは社会性が出ちゃってるだけだ。でも、急にプロジェクトから抜ける人なんてとりたいか?普通。

 

それはそうだ。2ヶ月前には退職の意思を伝えるのが吉だ。だから、そうすればいい。これから転職活動を始めるのだから、内定が出るまでに1〜2ヶ月はかかるだろう。ちょうどボーナスが出たぐらいのタイミングで、退職の意思を伝えたらいいよ。そうなると、実際にやめるのは8月ごろになるのか?

 

そうだな。そういうことになるな。

わかった。じゃあ、転職活動を頑張るよ。あと、子供のことも同時に動き出さないと。その辺のことも考えた上で、転職しなくちゃならないってこと、理解しているよ。子供のことを考え、妻のことを考え、自分のことを考え、一番良いと思った道に進め。

 

 

 

 

今日もギリギリで生きてます

あ、これ鬱状態じゃん。はい、これは鬱状態ですね。私は今、鬱状態であります。全身が重たい。起き上がるのは勿論のこと、寝ていることもしんどい。Twitterを見ることで気を紛らわそうとするが、タイムラインを消化した瞬間にどんよりとしたムードが再来。しかしこれをマンガアプリを開くことで回避。と思いきや、マンガのストックが切れた時点で試合終了です。鬱でーす。いや、厳密には鬱初期です。初期状態なのでこんなもんで済んでいるが、次フェーズに突入してしまうと服薬が必要になるでしょう。コロナは寝てれば治るだろうが、鬱は寝てても治らないからクソ。本当にクソ。クソクソクソ。もう3年前になるか、あの時と同じ感覚だ。これは。人生に失敗は付き物です。ただ、同じ轍を踏むな。失敗から学び、少しずつ良くなったり悪くなったりを繰り返すしか、ないわけです。それしかないわけです。何事においてもそうです。それは、確かなんです。だから俺は出社する。そろそろ、大阪駅に到着します。会社について、無事に労働ができるかは、まだわからない。多分、できないんじゃないかな。それでも、30分でいい。いや、10分、5分、1分でもいいから働こう。1度の休憩に、5本までだったらタバコを吸ってもいいよ。でも、もし喫煙所にマネージャーが来てしまった時は、そのタバコを吸ったら上の階に戻ろうね。それだけ、それだけが、お姉さんとの約束だよ?

尊敬できる人

大きな一貫性を持ち、自分の頭で考え行動している人。

表面的な論理で矛盾することはあっても、間違えることがあっても、時に屈してしまうことがあっても、大きな一貫性を示してくれさえすれば、俺は人間として尊敬できるな〜と思った。

雑記 人生と労働

俺は何のために働いているのだろう。最近また、こんなことをずっと考えている。そして考えれば考えるほど、労働意欲は落ちていく。

大学院を中退した後2年ほど、何もせずに寝ていた時期があった。もしニートになりたくてそうなってたのだったら何も言うことはないんだけど、俺は何かをやり遂げたかったのだった。何者かになりたいから、積み上げてきたものを放棄したのだった。レールから降りたのだった。自分が本当にしたいことってなんなんだろう。一体、自分には何ができるんだろう。2年間考え続けた。何かを始めては諦め、始めては諦めを繰り返した末、人や酒、クスリに依存し、最終的に自殺未遂で精神病棟にぶち込まれてしまった。

退院後すぐ、結婚をした。あえて、いま(俺が観測する)世間で流行している「好きなことで、生きていく」の逆を選んだつもりだった。いや、今もそのつもりだ。自分にある種の制限を課すことによって、進むべき道をクリアにする。これは合理的な判断だと思った。また、リスカ・ODといった愚劣な行為にハマってしまうような20代後半の男、相当に精神的な程度の低い、メンヘラな、俺が結婚をするということは、挑戦だった。そして結婚して2年ほど経って今思うことは、あの時の選択は間違っていなかったということであり、そこに後悔などまったくない。後悔などない。にも関わらず、また結婚前と同じ悩みが出てきている。これはいったいどういうことなんだろう?どういうことなんだろう?どういうことなんだろう?どういうことなんだろう?

 

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写真は鬼滅の刃のコスプレをする黒人男性達

殺し屋1 感想文

殺し屋1を読んだ。初めて読んだのは高校生の頃で、作品の異様な雰囲気、過度なグロさ、刺激に衝撃的な印象を受けたのを覚えている。東京に住んでいたけど都心に遊びに行くようなタイプではなかったので、歌舞伎町ってこんな人たちがいるのか…?とびびった記憶。登場人物たちの行動原理、価値観は社会から大きく逸脱していて、一般人としてはなかなか理解し難いものがあった。そういう意味で俺は傍観者であり、結果としてのグロさといった刺激だけを楽しんできたけど、狂った登場人物たちのことを自分なりに理解したいなーと常々思ってきた。そこで、俺も大人になったことだし久しぶりに読み返してみよう、という気になった。

結論から言うと、やはり俺には咀嚼し切れなかった。そもそも異常者の行動をみて腑に落ちてしまったら俺はヤバい人間になってしまうわけだ。だから、あくまで他人として「こういう風に考え、生きている人もいるんだな〜」と脳内でフォルダ分けをできたらいいなと思う。坂田でジジイがちょこちょこ解説というか説明もしてくれていることだし、それを思い出しながら書きつつ考えていこうかな。

 

①イチ

ジジイにコントロールされてるただの道具、と言える。ただ、誰でもああはなれない。自分の世界に完璧に入れたら最強になる、というのは俺にも理解できなくもない。人間は社会的な動物やわけで、どんなに凶悪な犯罪者であっても意識的にせよ無意識的にせよ規範や倫理からストッパーが自動で作動するものだと思う。そこから完璧に脱することができるのがイチの強みというか異常性であった。よく考えたらそれはちょっと羨ましいな。俺は仕事やらなんやらで周りに過度に気を遣いすぎて自分の能力を発揮できていないなと感じることが多いから。まあちょっと今回のとは違う話な気もするけど。一回、タガを外す、ということを突き詰めて考える必要はあるなーと思った。

 

②垣原

死を恐れないドM。余りにも巨大なドM的な性欲を持ち、この世界ではそれを完全に満たすことはできないと考えていた。そしてそのことに絶望していた。自分を満たしてくれるもの、自分の期待を超えてくれるものなどこの世にはない、と。希望がないから絶望がなく、生への執着がないからさが怖くない。それが彼の強さだった。だから、最後はハッピーエンドだったんだと理解してる。よかったよかった。

この話でいくと、俺の過度なビビリはなんなんだろう。希望が大きすぎて絶望が大きい?いや、それは少し違う気がする。垣原は賢い人間なんだろうな。自分のことを客観的によく見れているからこそああなるんだろう。俺は客観的に見れていないからこそ、ビビリすぎているのだろうな。自分にとって何が必要なのか、自分には何ができるのか。ああ、何を考えてもここに行き着いてしまう。しかし、ここから逃げていてはダメだ。行動に移さなければ。垣原、ありがとう。尊敬するよ。

 

③ジジイ

自分の欲しいものを理解して、行動して満たしている。賢く、能力の高い人物だと思う。しかし幼稚な印象を受ける。なんなんだろう。羨ましくはない。でも、本当にやりたいことを自由きままにやってるんだろうなと思ってる。その点だけは羨ましいな。

 

全てを自分の話に繋げてしまう。それは俺が人生に迷いがあるからだろう。今はそれでいいが、行動で変えていきたい。

 

殺し屋1を読んでこの結論に至るとはな。