夜、洋食店から自宅まで全力で走った

俺には何の才能もないんじゃないかという疑問が頭から離れない

こびりついていて剥がせない

 

根拠のない自信を持てるのは一種の才能だとかよく聞く。全くそのとおりだと思う。

 

幼少期から親や周囲の大人に褒められながら過ごすのか、何も評価されないまま過ごすのかでこれらの違いは生まれてくるらしい。例外はもちろんあるだろうが。

 

俺は、特に評価されてこなかった。記憶している限り、幼稚園の頃に機関車の絵をかいて市の賞をもらったのが最後だったと思う。

 

自分に自信を持てないことは辛い。なぜならそれは「自分はなぜ生きているんだろうか」という疑問に直結してしまうからだ。

 

俺には何の才能もないんじゃないかという疑問が頭から離れない

 

そして同時に

 

俺には何か特別な才能があるのではないかという疑問が頭から離れない

こびりついていて剥がせない