雑記 人生と労働

俺は何のために働いているのだろう。最近また、こんなことをずっと考えている。そして考えれば考えるほど、労働意欲は落ちていく。

大学院を中退した後2年ほど、何もせずに寝ていた時期があった。もしニートになりたくてそうなってたのだったら何も言うことはないんだけど、俺は何かをやり遂げたかったのだった。何者かになりたいから、積み上げてきたものを放棄したのだった。レールから降りたのだった。自分が本当にしたいことってなんなんだろう。一体、自分には何ができるんだろう。2年間考え続けた。何かを始めては諦め、始めては諦めを繰り返した末、人や酒、クスリに依存し、最終的に自殺未遂で精神病棟にぶち込まれてしまった。

退院後すぐ、結婚をした。あえて、いま(俺が観測する)世間で流行している「好きなことで、生きていく」の逆を選んだつもりだった。いや、今もそのつもりだ。自分にある種の制限を課すことによって、進むべき道をクリアにする。これは合理的な判断だと思った。また、リスカ・ODといった愚劣な行為にハマってしまうような20代後半の男、相当に精神的な程度の低い、メンヘラな、俺が結婚をするということは、挑戦だった。そして結婚して2年ほど経って今思うことは、あの時の選択は間違っていなかったということであり、そこに後悔などまったくない。後悔などない。にも関わらず、また結婚前と同じ悩みが出てきている。これはいったいどういうことなんだろう?どういうことなんだろう?どういうことなんだろう?どういうことなんだろう?

 

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写真は鬼滅の刃のコスプレをする黒人男性達